「ねぇあきー?」


とある日曜日、あきの家。



「んー?」


「あのさー?」


私は、


「んー、」



一大決心をした。



「私さー、れいに好きって言おうと思うんだ」



「は!?」



あ、オレンジジュース吹き出した、もったいない。


「なによ、その心情の変化は!」



「別にー?ただ、ちょっとだけ困らせようと思ってね?」


そうなのだ、


あの2人、私のことをさんざん巻き込んだくせに自分たちだけ幸せなのだ。



ずるいだろ、そんなの。



「困らせてやる。」