lost memory







真美に支えられ、再びベットへ。

冷や汗が凄くて触られるのが申し訳ない。






「ごめ、ちょっと混乱して」


「あたしもごめん…質問ばっかり疲れたよな」







コンコン







息を整えてる最中に扉からノック音。

無意識に二人して視線を変える。








「いやー、目が覚めたんだね!よかったよかった!」


「先生!」


「ごめんねー、ちょっと見せてね」







入ってきたのは看護師さんと小太りの白衣を着た先生。

ニコニコしながら私の目を見たり傷の具合を見たり。




なんか優しそうな先生やなー。








「ほな本題入るけど、どうする?」


「え?なにがですか?」


「ごめんごめん、警察に連絡しようか?」


「警察?なんで?」


「そりゃ君、あんな普通じゃない怪我してたんやし事件性もあるから」


「……………」








事件?

普通じゃない怪我?




やっと落ち着いたのに、また混乱。

あーもう、どうなってんの?








「…覚えてないんです」


「ん?」


「さっき真美とも話したけどわからないんです、知らないんです」


「んんん?」


「あの先生、ゆあが最後に覚えてるのが半年も前のことらしくて」


「あー…なるほどね」







真美が間に入ってくれてよかった。

私はどうしても口下手だし。



話を聞き、先生はカルテに何かを書き込む。

看護師さんは私の崩れた包帯を巻き直して。









なんだか嫌な予感。






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