、なんて化粧やら準備を頑張ったけど。
「クラス…わからへんやん」
明るいままの髪が風でなびく。
大きめの赤いリボンを持ったままだったので装着しながら校門から入るけど。
あー、足まだ痛いしあんまり歩きたくないのに。
誰かに聞いても変に思われるし…
「よしっ」
職員室しかないよね。
幸い1年の12月までの記憶はあるから場所はばっちり。
ほんま半年だけでよかったー…。
とことこと歩きながら職員室前へ。
ゆっくりと扉を開けると先生達が談笑中。
すると一人の先生が気付いてくれて。
「おー宇佐美!久しぶりやな!」
「???」
「どうしたー?なんか用か?」
「まぁ…はい」
近くまで来てくれた先生は40代くらいの若い男の先生。
っていうか私この先生知らんのやけど。
1年時に教わったことないよね?
「あの、クラスを…」
「クラス?あー…岡元から聞いたで!色々大変やったなぁ!」
「はぁ、」
「宇佐美は岡元と同じ2組やで、場所は分かるか?」
「多分大丈夫です」
「ちなみに俺は担任やからな!覚えとけよ!」
「はーい」
頭を下げて、職員室を後にする。
2年の場所は大体分かるからいいんだけど。
なんか変な感じ。
皆は私の事知ってるのに、私は知らない人が多すぎる。
でもま、半年の記憶よりこの半年で関わりがあった人達を思いだせれはいっかな。
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