lost memory













「はぁー…疲れた」





ショップに行くと修理で終われた。

新規で買わなくてよかったー…!



でもこれからお金どうしよう。

叔母さんはないって言ってたし。








「うわ、あの子ボロボロやん」


「ちょっと見たらあかんて」






ショップから出てブラブラ歩いていると男女の声が聞こえる。

なんとなく私のこと、とわかった。



なんでか悲しくて。







「…ほっといてよ」







早足で歩く。

早く家に帰りたい。







と、








「おまたせーっ!!」


「っ、?!」








突然大きな声と共に体への衝撃。

驚いたせいか足を踏ん張ったのでかなり痛い。




て、え?!

誰?!








「なーんてね、ナンパでーすっ」


「ぎゃはは!!お前強引すぎ!」








ナンパかい!

てかなんかうざい!



今時風の何人かの男たちに囲まれたじたじ。

とりあえず携帯だけは握りしめて。







「ちょ、帰るんで」


「ほら見ろって!めっちゃ可愛いやろ?」


「ほんまや!当たりやん!」


「あの、ほんまに帰るんで」


「よしよし!どこ遊びに行くー?」








聞けよ!

私の話を聞けよ!



てか普通こんなにボロボロな女に声掛ける?!

空気呼んでまじで!








「やめっ…!」


「いいから行こうやーっ」







腕をぐいっと掴まれ無理やり歩かされる。

ニヤニヤ顔が、怖い。



どこに連れてかれるん?

嫌な気しかしない。



なんで誰も助けてくれへんの?

なんで皆見て見ぬふり?







「いいとこ、行こっか」









怖い。

怖い怖い怖い。


怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い。









コワイ。








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