雨が体に打ち付け、濡らす

それでも痛む体を引きずり歩いた




涙を拭いながら歩いた先には駄菓子屋

シャッターは閉まっていて雨が当たらない
ギリギリのところで腰を下ろした








「ゆあ…!!」








遠くから聞こえる声

そこには男が3人立っていて



私は顔を上げてその声の主を睨んだ








「来んな!!!裏切り者!!!」







足音が、止まる

でも私の体の震えは止まらない








…あぁ、意識が飛びそう

けどまだなにも伝えていないのに








「…ごめん」








絞り出したような切ない声




その声を聞いて私は意識を飛ばした











雨が冷たい

体が痛い





ココロガイタイ










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