「よっ、今年もよろしく」 「………嘘でしょ」 よりによって、去年も隣の席だった壮也ソウヤ…。 「席替えしたい」 「激しく同意」 分かち合っている私たちをよそに、玲香は幸せそうな顔をしている。 「森川君と隣だ!やったー!!」 「良かったじゃん!おめでとう!」 どうやら玲香は、片想いしている森川君の隣の席になったみたい。 スクバから机の中に移し終え、玲香と夢ちゃんと喋っていると。