私はこの子のために
今を精一杯生きていかなきゃいかない。


悩んでる場合じゃない。


私は犯した罪を墓場まで持っていく。


そうしよう。


私は冬馬とお腹の子と幸せになるんだ。


もう、さよならしよう。


彼のことを思い出して
めそめそするこんな自分と。


私と彼が義家族である以上
会わないことは絶対にない。


その度に後悔しないとも限らない。


やってしまった事は消えない。


だけど、クヨクヨするのは
今日でおしまい。


冬馬だけの私に戻ろう。


そして、お腹の子を守っていこう。


冬馬の妻として、
お腹の子の母親として、
これからを生きていこう。