私達はお話しながら帰って解散しました。

「ただいま〜!あれ?」

見たことない靴…。お客さんかな???

そして引越し屋さんのマークのついたダンボールがいっぱい…。なんだろ…?

とりあえずリビングに行こう。

「ただいま。お母さん。ってあれ?」

「おかえり。琴音。」

「へ????」

私の目の前には今知らない人がいます…。

って冷静に思ってる暇ない!!

「誰ですか!?」

「え?覚えてない??」

誰!?えっ!?親戚!?てかお母さんどこなの!?

「あ、あのお母さんは…???」

「お母さんなら出かけてるよ!」

「あの…どちら様ですか?」

「誰ってお兄ちゃんだよ?」

「え?」

「だーかーらー、お兄ちゃん!おかえり。琴音。」

チュッ。

「ふぇ????」

おでこにキス…ってえ?

「え???????ん???は???え???ふぇえええええ!!」

そう。私には記憶にない知らないお兄ちゃんが居たのです。

私の何ない平凡で地味な生活が一気に変わったのです。