「明日優那ちゃん 同期会があるのわかってる?」

「え?理人君、私…すっかり忘れてたよ…」

「用事あったりするの?」

「ないけど、心の準備が追い付かないから…」

「フッ、優那ちゃんはいちいち可愛いね。」

「///からかわないで。だって 私人見知りが酷いから…。」

「ごめん 同期だから全然知らない人じゃないし大丈夫だよ。俺も側にいるから安心してよ。」

「そうだね。私も頑張って色々克服したいし同期会一緒に行ってくれる? 」

上目遣いに訊ねると 理人君はちょっと赤面しながら

「///一緒に行くに決まってる。優那ちゃんの隣は俺だし。わかった?」

と聞かれ うんと無理に頷かされた。

「なんなら手を繋いで お店に行ってもいいけど?」

クスクス笑いながら 私に無理だと言わせたい意地悪な理人君。

「///いいけど、アレルギー出るかもよ?」

「///えっ。逆に いいの?」

「お前らさっきから煩い。今仕事中なんだけど…それに、俺も参加OK?」

中嶋さんが 話に無理やりに入ってくる。

「中嶋さん 残念ですが同期会なんでご遠慮下さい。」

「神谷お前っ。全然残念だと思ってないだろ…。俺も優那ちゃんと飲みに行きたい。来週とかどう?」

「///えっと…」

「それよりも、皆さん忘れてませんか?週末の事…」

「あ~っ。」

「神谷の別荘!!明後日から?優那ちゃんとパジャマでお泊まり///」

「こらこら。端から仕事する気ないでしょ?ってか、私も話に混ぜてよ。」

菜月さんもノリノリで…みんなで騒いでしまいそうなので、急遽会議室に入った。

簡単に場所の説明と集合場所と時間を決める。

理人君の別荘は 車で行く事になった。学校以外の初めてのお泊まり。私は仲の良い友達もいなかったので、すごく楽しみでもあり、不安でもあった…