あれ?私…今は朝じゃない。
ん?ここは…知らない場所だし、眼鏡何処?

ガチャ…
「優那ちゃん 起きたんだ…体の方は大丈夫?」

「結城さん?」

「///優那ちゃん…ヤバい…」

ガバッと結城さんが飛び付いて来た!

「//ぃや…」

「///無理…そんな可愛い顔見せて…眼鏡は武装だ…あ~そんな顔 オープンして犯罪レベル。ヤバい…」

武装?犯罪?何?
何で抱き締められてるの?
でも、痒くない。さっきも最初は大丈夫だった?

「///結城さん離して下さい…」

「嫌だ…もう離したくない」

「///結城さん?」

「///優那ちゃんからキスしてくれたら 離そうかな?クス…」

「///」

無理…結城さんどうしちゃったの?

「ごめんね。俺 優那ちゃん困らせてるよね…だけど知ってる?男を簡単に近付けちゃだめだって事。」

「///どうして?」

「///危ないから…可愛い子は特にね…」

チュッ素早く唇を奪われてしまう…

「///あっ…」

「///ほら、こんな風に隙を与えちゃダメだろ…」

恋愛経験がない私に そんなスキルなどあるはずもない…だけど…

「///結城さん、私はキスする相手は好きな人…だから これからは止めて下さいね」

「///そうきたか…中々優那ちゃんは簡単じゃない。俺を煽ってくるね、しかもそれが自然とか 厄介だな…」

結城さん、訳わからないけど わかってくれたのかな?

「じゃあさ、俺のお願い聞いてくれる?」

はい?お願い?

「今日はね、今からファッションショーしようよ…可愛いの沢山用意したから ほら!」

結城さんが 向こうの部屋に私を連れて行き ラックに沢山掛けられている服を見て驚く

「これは?」

「優那ちゃんほら、これなんか可愛くない?優那ちゃんきっと似合うよ!」

確かに可愛いけど…

「///ねぇこれ着てくれない?」

真っ赤な顔の結城さん…

「///はい…これだけ、ですよ?」

結城さんに渡された服は…メイド服?

着替え終わり 結城さんの待っている部屋に
入った

「///あ~!ダメだよ…優那ちゃん今すぐ脱がせていい?」

///やだ…着たのに直ぐ脱ぐ?

「///ごめん、優那ちゃん。」

また抱き締める結城さん。でも 発症しないのは不思議だ…

結城さんの鼓動が異常な早さで伝わる…
首のところにチュッと長めのキスをされ チクンとした痛みが走る

「///んっ…」

「///可愛い声。もっと啼かせたい…」

「///結城さん…ホント止めて下さい…」

泣くのを我慢して 結城さんをじっと見つめる

「///それわざと?俺に襲われたい?優那ちゃんって…」

「結城さんのこと嫌いになるから…」

「///それだけは 絶対止めて…もう意地悪しないから許して…優那ちゃんに嫌われたら 俺死んじゃう…」

結城さんがシュンとして、頭を下げて困り顔で私を見る…

「わかりました。嫌いにならないけど 着替えて帰ります…」

「はぁ~良かった…最後に写真を…」

パシャリと勝手にシャッターを切る結城さん…それを見て ニコニコしている

「優那ちゃんの可愛さを閉じ込めたよ…最高に可愛く撮れてるよ」

見せられた携帯の写真は、少し照れた女の子が写っている。私じゃないみたいに見える。

「///これは 俺と優那ちゃんの秘密ね!」

パチンとウィンクをする結城さんは やっぱり爽やかで格好いい

「///はい。絶対誰にも見せないで下さいね」

「俺だけの優那ちゃんを見せれないよ…」

結城さんの言葉は聞こえなかったけど、私は急いで着替えて 結城さんが家の近くまで 車で送り届けてくれた

部屋の鏡の前で、唖然とする…
首に小さな紅い痣…これって…
もしかしてキスマーク?

清水課長が言ってた、危機管理の話を思い出して 胸がズキンと傷んだ…

これが…清水課長に付けられたものなら、嬉しいのに…と考えて ハッとなる私であった…