朝起きると 何かがおかしい…
ぼんやりとした視界で ある事に気付く…

私の部屋ではないし、服を着ていない?下着は 付けているみたいだけど、服はどうした?

プチパニックになりながら キョロキョロしていると、ガチャと扉が開く

「おはよう優那ちゃん。よく寝れた?」

「あの理人君。私何で?」

「///優那ちゃん、服を着てくれる? 俺 襲っちゃいそう…」

「///キャッ。見ないで!」

「///優那ちゃんヤバっ。細いのに胸有りすぎるしエロい…」

///やだやだ。服を脱がしたのは 理人君なの?恥ずかし過ぎる…布団を 胸まで引っ張り隠した

「昨日は 優那ちゃん酔っぱらって 寝てしまったから、僕のマンションに運んだんだよ。シワになるから 服は脱がせたけど、見ない様にしたからね…」

「えっ。運んでくれたんだ…理人君迷惑かけてごめんね…」

「僕向こうの部屋にいるから、シャワーしてきなよ。服と下着は用意したから、これに着替えて!」

昨日 理人君がプレゼントしてくれた服とこれは?あれ 下着の上下セットがある?

バスルームでシャワーを借りて タオルで拭きながら 下着を付ける。ちょっとブラのサイズが合わない。その上に昨日の服を着用した。

「///やっぱり可愛い…」

いつの間にか理人君がいて 頭の上から爪先まで見ている…

「///優那ちゃん、今服を着たのに 脱がせたくなるよ…スゴく似合ってる…」

言葉がおかしい所がある理人君だけど、似合ってると言われると嬉しいから…ニコニコしてしまう

「///抱き締めたくなるから、優那ちゃん止めて…すごく拷問な苛めを受けてるみたいだ…」

訳がわからない…はっ!今何時?

「理人君…時間は大丈夫なのかな?」

「結構優那ちゃん冷静なんだね…時間は今 7時半だよ。着替えたのなら、行こうか?」

出るの早過ぎない?理人君って何処に住んでるんだろ?

「理人君の家って 場所は何処なの?」

「ん…会社の最寄り駅の二つ先だよ」

ということは…私と同じ駅?

「え?同じ駅?」

「優那ちゃん…同じなの?通勤中会った事ないよね…」

「私電車乗れないから、徒歩で通勤してるから 会わないんだよ」

「へぇ…じゃあさ 明日から一緒に行こうよ。今日は 昨日の車で朝食を食べて ゆっくり出勤しようね!」

エントランスを降りると、昨日の高級車がスタンバイしていて、後ろの座席に乗り 近くのオシャンティーなカフェで下ろされる

「いつも理人君 ここで食べてるの?」

「うんそうだよ。ここのトーストが堪らないんだ…」

「私もパン大好きなんだ‼」

「///大好きなの?」

理人君 顔が赤いけれど…

「毎日朝はパンだよ。私は休みの日に作り起きして、冷凍してるんだけどね…」

「優那ちゃん、僕も食べたいな…」

「えっ?食べたいの?朝ご飯だよ?」

「じゃあさ、朝ご飯食べさせてよ。優那ちゃんの手作りパン食べたいな…」

そうだよね…服のお礼もしなきゃだし…

「わかった…月曜日になら、沢山あるから、月曜日の朝に家に来て///」

理人君が黙りしている…何かいけない事を言ったのかな?誘った事がダメだったのか?
全くわからない優那は やっぱり天然の小悪魔健在なのであった…