お店を出て ディナーに行く事になった

「優那ちゃんは好き嫌いはない?」

「理人君。私結構あるんだ…お魚だと 光り物がダメで、お肉だと 腸系や見た目がちょっとダメなやつ…」

「中々 はっきりしてるから大丈夫だよ…そしたら、仲良く食べれる物にしょうか?」

「///仲良く食べれる物?」

何だろう?全然思いつかないよ…

「じゃあ 今から行こうか…優那ちゃん 手は繋げないから 僕のジャケットの端っこなら持てる?」

ジャケットの端?理人君のジャケットの端をもつ

「これなら 離れずに一番近くで並ぶ事が出来るでしょ?」

「///うん。理人君ありがと」

ニコリと笑いながら答える

「///清水課長の言う事は 的を得ているな…優那ちゃん 笑っちゃダメだよ…ヤバいよ…」

何で笑ったらダメ何だろう?やっぱり私は
顔を上げずに 俯いていないといけないの?

「///優那ちゃん どうした?何で泣きそうになってんの?マジやめて…抑え効かなくなる。食べたいくらいに可愛いんだから、少しは自覚してよ///」

本当に 社交辞令とかじゃなくて、私は可愛いの?

「///私 本当に可愛い?今まで言われた事ないから 信じられないの…」

「優那ちゃんはね 誰もが認める美人さんだよ。芸能人になって余裕でやっていけるレベル…明日から またフロアでバトルが起こりそうだ…中嶋さんなんか特にヤバそう…」

やっぱり だいぶ理人君が盛ってる気がするけど、さっきから 道行く人がチラチラ見ていくのを目の当たりにして、もしかしてそうなのかな?と少しだけ 理人君の言葉を信じようと思った。