「この前の別荘の話の時も思ったんだけど、理人君って御曹司なの?」

やっぱりモヤモヤするし 同期だから知りたい…

「ん~そうかも知れないけど、僕はただの男だよ。親の力には頼りたくない…今日は優那ちゃんの為に 特別だからね。後別荘の件も
優那ちゃん来るから お願いしたんだ…」

「理人君はスゴいね…お金持ちの人っぽくなくて、ちゃんと自立してるんだ。ちょっと見直したよ」

「へぇ、まさかラッキー…ついでに今日は 親の力借りちゃって…優那ちゃんを本当のお姫様にしてあげる」

サロンに連れて行かれて ヘアスタイルをチェンジ。その後サロン内にあるお洒落なブティックで服と靴と鞄を購入。全て理人のポケットマネーで…

頭の先から 爪先まで 理人好みに変えられてしまった優那であった

「///優那ちゃん…ヤバい…ここまで変わるなんて反則だよ…今すぐ抱きつきたい///」

「///理人君、こんなに沢山のプレゼント流石に受け取れないよ…一括払いは無理だから 毎月少しずつ返すね。それと、抱きつくのは やめてね…」

「じゃあ抱きつくのは我慢で、お金はいいから 毎週僕とデートしてよ…それなら負担にならないし、よい案だと思わない?」

え~!デートが返金代わり?それは 何か違う気がする…

「えっと…それ何かおかしいと思う…」

「いいんだよ。僕が優那ちゃんとデートしたいから、ずっと一緒にいたい///」

///それは恋愛感情としての?

「私デートってしたことないから、どうしたらいいかわかんない。触れるのNGだから くっつかないデートでOKなら いいかな?」

「///クスクス…くっつかないデート。優那ちゃん面白いね…わかった。くっつかないデートで これからよろしくね♪」

(くっつかないデートは最初だけ…俺は絶対優那を本気で彼女にする…)←理人の心の中…

天然思い込み女子の優那は 理人君って何て優しく好い人なんだろうと 本気で思っていたのである…