清水課長が彼女になれと私に命令する。急にそんな事言われても 返事なんて簡単には出来ない…

彼氏が欲しい?正直わからない。自分には関係のないものだと 今まで思っていたから…

それに 恋愛感情があるかないかの普通の考え方ではない 清水課長がわからない。

キスが出来る、抱き締められる?それが大丈夫なら 彼女としてOK?

はぁ? モテる人は 考えもぶっ飛んでいて ちょっと呆れてしまう…

好きは入らないの? 大事な事だと思うのは私だけ?

「碧斗の彼女には、絶対になりたくない!」

「はぁ?お前どういう事だ?」

当然OKが貰えると思っていた、自意識過剰が慌ててる…

「碧斗の考えに ついていけないから…」

「それで?」

「だっておかしいでしょ?抱き締めたり、キスって、普通恋人や付き合っている人がする行為のはず。だけど 碧斗は普通に私にするから…」

「だからそれは…」

「もぅ 大人の言い訳とか 聞きたくない…碧斗の考えに納得する人を探せばいいじゃない。何もややこしい私じゃなくていいでしょ?」

碧斗に泣きながら 叫んでいた…本当は 私を必要として欲しかっただけなのに、どうして上手く言えないんだろう?

結局 泣いた私を抱き締めたのは碧斗で、泣き疲れた私は そのまま碧斗の胸の中で抱き締められ ベッドで朝を迎えるのであった…