「お前見過ぎ…」

えっ起きてたの?どうしょう…いつから気付いてたの?///

ぐいっと腕を取られて ポスっと清水課長の上に乗ってしまう…

「男の部屋で危機感なしとか、襲われても文句言えない状況ってわかってる?」

ブンブンと頭を横に振るけれど 清水課長は私を抱き締めたまま 耳元で囁く…

「気持ちいい事したい?」

「///えっ?」

気持ちいい事って何?

「ハハ…可愛い~///」

ちゅっとおでこにキス
あっ…///

「あんま苛めて嫌われても嫌だから 今日はこれ位にしといてやる…」

バクバクと心臓の音 絶対に聞かれてる…だけど 抱き絞められるの全然嫌じゃない私…

「嫌じゃないし…」

「お前反則。俺がヤバいわ…ほら、ベッド使えよ。寝顔は拝んでやるからな…クク…」

やっと離してくれた清水課長の腕がなくなって 私は何とも言えない気持ちになる…

寂しい…でもどうして?

いつも 意地悪な清水課長にもっと構って欲しいと思った。複雑で意味不明な感情だけが私の中で ぐるぐるとその夜は回っていた…