医務室で昔話をして、対策と治療を先生が考えて下さるという事で、腫れも治まりフロアに戻る

「深町ちゃんお帰り~。もう大丈夫なの?神谷君にはよく言って聞かせたから大丈夫よ~。」

天海さんが 私にくっつきそうな距離で話込んで来る。

「こらこら~。天海お前近いって。俺 超我慢して離れてんだから くっつくなよ…」

「中嶋は…そうやって 直ぐに女同士の仲を裂くんだから…やっ!」

「おいおい…突っ込み処満載だけど?」

フフ…この二人の会話は 漫才みたい…

「はぁ…深町さんが笑ってる…俺頑張れるよ。ありがと…」

中嶋さんが 自分の席に戻って行く
天海さんは 私の席の隣にいて、やっと 仕事の話になった

「深町ちゃん、今からフロアを出て キッチンスペースに行くから、付いて来て!」

腕を引っ張って廊下に出ようとした天海さん。

「天海…お前。」

清水課長が叫ぶ。

それより早いタイミングで天海さんが私の手を繋ぐ…

あっ… 全身に発疹が…

「ごめんなさい天海さん。手を離して下さい。」

「あ~。私深町ちゃんの中では 男認定なんだ…地味にショック…ごめんね ふざけて…痒いよね…」

「そうですけど…私の頭の中では天海さんは女性ですので、大丈夫です…」

「深町ちゃん、あなた優しいのね。」

ぎゅっと抱き締められた…

あ~意識が…プツンと途切れた