10時になり 会議室2に開発メンバーが集まった

「今進めている開発中のスィーツの試作を来週あげる為の作業を 今開発メンバーでしている」

「神谷君と深町さんは、業者の挨拶に今日は 私と同行して貰うわね！」

主任の小谷さんが 新人二人に笑いながら言う。

「「はい。」」

会議室で 今の仕事の進着状況、今後の仕事をどうするかなどの打ち合わせが 清水課長の進行でサクサクと進められる…

小谷主任、中嶋さん、天海さんも 各々の仕事の役割分担の流れなどの話も本人からの説明を聞く

だけど 清水課長の的確な説明 一切無駄がない話に 私はどうしても引き込まれてしまっていて 食い入る様に 話を聞いていると
中嶋さんが 茶々を入れ出す

「深町さん 俺の説明の時、そんな熱い眼差しじゃなかったよな…何気にショックだ…」

は？どうゆう意味でしょうか？

「中嶋…ちょっと あんた煩い。深町ちゃん 中嶋ナルシストなのよ。拗ねちゃうから たまにはスマイルあげてよ！」

「おい、誰がナルシストだよ。だけど深町さんのスマイルは欲しいなー」

ひきつり笑いを中嶋さんに向けながら…会議室が何とも言えない空気になる…

「深町、僕もスマイル欲しい…」

ニコニコして、私を見る神谷君。

神谷君って 私の事 相当気に入ってるのかな？と思う様な発言ばかりする…まぁ すごく癒されるのだけど 返事には困る

「あの、私が笑っても癒されませんよ…」

「お前は笑うな…」

冷たい言葉が清水課長から放たれた…

その後 私はその言葉がぐるぐると頭の中で 何度もリピートされて 泣きそうだった…