「話ばかりしていて遅くなったけれど、時間は大丈夫だ。

今 そっちに向かっているから、このままこの調子だと、ギリギリ間に合うはずだ。」


さっぱりわからない言葉たち。煌君は何処に向かうのかな?


「今日は 女の子が喜ぶ場所へ行くよ。優那もそうだといいけど?」


車が止まり駐車場に止める。


煌君が連れ出した場所は…ナイトクルージングが出来る港。


「これってクルージングだよね?」


「優那お姫様に船の旅へと招待したくて、いかがでしょうか?」


王子の様に胸に手を当て、私にお伺いをたてる煌君にドキドキする。
これ女子は きっと100%堕ちちゃうよ///


「煌君、私スゴく嬉しいよ。ありがとう///」


「クスッ。俺もクルージング初めてだし、楽しもうな…。中で飯も食べれるから。船酔いは大丈夫か?」


「うん、多分大丈夫だと思う。そんなに揺れるのかな?」


「気分悪くなったら 直ぐに俺に言って。さぁ時間もないし、乗るよ。」


そっと手を繋がれ エスコートする王子。頭では、碧斗と乗る私と変換してる辺り、私も中々失礼なやつだと思ったけれど、煌君には内緒…。