「さてと、みんなの視線が半端ないから、とりあえず場所を移動するからね。」


私の腰に手を添えて スマートな煌君に流石だなと思う。


煌君がもしホストの職業であれば、間違いなく殿堂のNo.1、不動のNo.1、永遠のNo.1じゃないかと思う。


それくらいに、スラリと背も高いし顔は勿論、パーフェクトでありながら、色気が溢れ返ってくる美男子…


「煌君は どうして今の秘書の仕事をしているの?」


疑問に思ったから聞いてみた。


「う~ん、今は会社を経営をするための社会勉強をしている。

会社のトップになるためには 頭脳は勿論の事、他にも知らないといけないノウハウが必要だろ?

俺にしか出来ない事、俺には出来ない事、それを見極める力を今、鍛えてる。そんな感じで全力で秘書をしているんだよ。」

パチパチ…この人はきっと成功する。それしか思い浮かばないオーラが煌君には見える。