煌君とデートに行った日から 2日経ち今日は2回目のデートの日。

またエントランスで待つ私がいて、外から中嶋さんが営業から帰って来た。


「あれ優那ちゃん誰を待っているの?もしかして、あれあれ?俺とか待ってた?」

「///もう中嶋さん、いつも楽しいですけど、待ってたのは中嶋さんじゃないです。」

「///やっぱそうだよね。優那ちゃんが待ってるなら もっと早く仕事済ませて来たよ。誰だ、こんな可愛い子を待たせる奴は?」


「俺ですが、何か問題ありますか?」


中嶋さんの後ろから現れたのは 麗しい王子の煌君。


「煌君…遅くないから大丈夫だよ。」


「えっ、君が?」


振り向いた中嶋さんは、煌君を見るなり…

「このオーラがあるキラキラフェイスの王子っぽい男が 優那ちゃんのデートの相手なの?」

「うん、煌君だよ。煌君 こちら同じ部署の中嶋さんだよ。」


「いつも優那がお世話になってます。」


「優那ちゃんとあなたの関係は?」


「昔からの幼なじみです。」


「出来すぎな関係だな…羨ましい…優那ちゃん、楽しんできてね。じゃあ、お疲れ様。」


「中嶋さん、お仕事頑張って下さい。」


手だけあげて行った中嶋さんの 背中から哀愁感が半端なかった…。