煌君が連れて来てくれた店は アクアリウムダイニング。

ダイニングレストランなんだけど、円柱や側面の水槽に魚がゆらゆらと泳いでいて かなりオシャンティ。


「煌君すごいね。私夜景の見えるレストランはTVや雑誌で見た事あるけど、水族館みたいなレストランは 初めてで素敵な空間で感動だよ。」


ダウンライトが暗く設定されていて、水槽にスポットが当たっていて幻想的だ。


「優那が喜んでくれて良かった。ここは俺も初めてなんだよ。女の子を何処に連れて行く事 あまりないからね。」


煌君って今までは どういうお付き合いをしていたんだろうか?


「煌君って、もしかして付き合うには ひどい男の人なの?」


はっと思った時には もう遅い…疑問に思った事を素直に口にしていた。


「ハハ…優那言うねぇ。確かに過去の俺は、どうしょうもない 女に深入りしないし、させない そんなやつだったと思うけど、今は違うから信じて?」


どんな煌君でも 好きになれる人が現れたらいいなと思う。

お互いが唯一無二な存在になれる相手…そんな関係になれる人を見つけたいし、相手にとっても 私がその相手だと思われたい…


私の相手が碧斗ならいいのに、と思う私も大概 心はいつも碧斗の側にいるのであった。