時間は過ぎるのが早く、日常は待ってはくれない。今日は休日ではなく、平日で…


「碧斗、あの…会社に行かなきゃダメだから、用意をしたいんだけど…。」

「あ~くそ、そうだな。ずっと1日中優那といちゃついてたいけど、それも無理だな。仕方ない起きようか?」

朝の用意をして 何故か碧斗は着替えを持っているあたり これって想定内の事とふと思うけれど、あまり深く考えないようにした。

碧斗の車の助手席に乗り またドキドキしていた。


「どうした優那?」


「だって///彼氏の車に乗って一緒に通勤とか夢みたいで…」

「やめてくれ、俺運転に集中出来そうにないから。だけど…」


私の右手を碧斗の左手で繋いで しれっとそのまま運転する隣の人。

パタパタと手で顔を扇ぐ…顔がプシューと沸騰しちゃったみたいに熱い///

「クスッ、可愛い///」

更に追い討ちを掛ける意地悪な碧斗に、これから私の心臓は大丈夫なんだろうかと 本気で考えてしまう私は 結構心配性なのかも?

昨日から、私の世界は碧斗を中心に回り始めた…