次の日は月曜日で、普通に仕事が始まった。

みんなとの週末旅行で 部にもかなり馴染めたと思う。

私の事は みんなが優那ちゃんと呼ぶようになった。

けど…一人を覗いて不機嫌な人がいる。


「優那ちゃん。またあの可愛いルームウェアで、女子会しない?週末とかどう?」

「あ~///小谷主任抜け駆け禁止。ズルいです。」

「女子じゃない人はダメ…ねっ!優那ちゃん?」

「///菜月さんのお家にお邪魔しちゃっていいんですか?」

「全然優那ちゃんなら ずっと居てもいいわよ。なんなら一層同棲しちゃってもいいわよ。」

「///ブッ。ヤバい…優那ちゃんダメだよ…」

「優那、打ち合わせするから、会議室に来てくれ。」

「もう、碧斗直ぐに邪魔するんだから…」

「お前ら いい加減仕事しろよ。」


綺麗な顔の人が怒ると怖い…


急いでノートと筆記具を持ち 会議室2に入った。


「優那、菜月の部屋には行くな。あいつは女だけど、お前一人で行くと襲われるの確実だからな。わかってないと思うけど、ここだけの話 あいつは男には興味がないんだよ。」


え?それって…レズビアン?


「返事は?」


「納得いかないです。私の行動まで制限するとか何でですか?碧斗にはプライベートな時間は関係ない事ですよね?」


「なぁ危険とわかってて、その中に入ろうとしてるヤツを助けるのは間違いなのか?」


「知らない…碧斗には関係ない。もうほっといて欲しい…。」



その時の碧斗の顔は悲しげな目をしていたのを優那は知らない。