* allergenic *

本当なら優那の部屋へと行き 誰も入れない様に見張りたい。だけど、部屋に入ったら、ミイラ取りがミイラになる。俺自身が信用ない。

もう 後は優那を信じるしかない。
俺は眠れない夜を過ごした。

朝早く 優那の部屋の様子を見に行くと、部屋から中嶋が出て来た。

何でだよ?俺との約束は守れないのか?
ムカつく気持ちを抑え、優那に近付くと、何故だか拒否られている?

あいつ中嶋の事はいいのか?触れさせたのか?アレルギーが体には出なくて 気持ちのアレルギーってあるのか?

訳わかんねぇ…。

優那に近付来たくて距離を詰めて壁ドンしたら苦しいと言う。

そっと優那を抱き上げ ベッドに運び横たえさせた。

可愛い優那。頭を撫でてやると、苦しそうにしている。俺には 煽ってるしか見えなくて、気が付いたらキスをしていた。

ヤバい、俺最低だな…
気を失う優那を ただどうすることも出来ないまま見詰めていた…


碧斗side end