ドアを閉め 直ぐに開けられるドア。

「え?」

「優那 何で約束守らないんだ?それに、お前 男に触られたりしても 平気なのか?」

あれ?昨日は?ラウンジから理人君が運んでくれたの?無意識の時は アレルギーは出ないの?

でもさっきは 中嶋さんに抱きしめられたし、キスもされた…何で出ないの?

本当に私は大丈夫になったの?


「何考えてんの?」

「碧斗以外の人でも、アレルギーの反応は出ないかもです。

でも体に出ないだけで、気持ちは まだまだアレルギー反応が出てると思います。」

だって、今現に壁ドン?をされていて、私の目の前で話す碧斗に クラクラして息がスゴく苦しい。

「///碧斗苦しい。離れて…ちょっと息が出来ないの。」

素早くお姫様抱っこをされ ベッドに運ばれる。

ベッドにそっと寝かされ、碧斗がベッドに腰掛け 至近距離で私の事を心配そうに見ている。

頭を優しく撫でられ 心臓がヤバいくらいバクバクと波打ち 音が聞こえているんじゃないの?


「まだ息が苦しい?」

「はい。碧斗が頭を撫でて 私を触っているから?」


んっ…

柔らかな感触が唇に落とされ、目をゆっくりと開けると澄んだ目で見詰める綺麗な男の人。

///はぁ~、余計にダメだ…
私は 意識が薄れて行くのを どうしょうも止められなかった…