プールから上がり、シャワーをして部屋着に着替える。

今回の旅行の為に 可愛い部屋着をネットで購入した。

モコモコ素材のショートパンツとパーカーのセット。カラーはオフ白で パーカーには耳が付いていて 被るとウサギになる。

スゴく可愛くて 一目惚れして買った商品。
着るだけでテンションが上がる。

部屋で嬉しくなって ピョンピョン跳ねたりしていた。

コンコンとノックする音で、ハッとする。


「はい。」


扉を開けてみると 理人君が赤い顔?


「///優那ちゃん、何それ?」


「///おかしいかな?私、変じゃない?」


「///いや、逆に見た人がおかしくなる感じ?」


はい?どういう事か さっぱりわからない。


「///下の客間でスィーツの用意があるから、誘いに来たんだけど、ヤバいっ。」


いきなり 理人君が私の肩に手を置く…


「何してんだよ?神谷、優那早く下に行くぞ。」


清水課長の声で何事もなく 三人で客間に入った。


「///きゃあ、何その可愛いさ!」


いきなり菜月さんが私に飛びついて 抱きしめて来た。


「///や~ん、どうしょう?私今日来て良かった!萌える、優那ちゃん柔らかいし…。」


お尻とか撫でられて 必要以上にぎゅうぎゅうされて ちょっと困ってしまう。


「小谷さん離してあげて下さいよ。皆さん席に座って待ってる事ですし。」


「もう、邪魔しないでよ。中嶋羨ましいだけでしょ?」


「///女に負けるとか、だっせー。だけど、可愛いもんは 可愛いって思って何が悪い?優那ちゃん、そのコスプレわざと?」

これってコスプレになるの?


「今日はパジャマパーティーするって 前に話してましたよね。だから、可愛い部屋着持って来ました。ダメでした?」


「「///ダメじゃない。」」←男達


「///だけどそれは反則技だ。耳までついてる。優那ちゃん狙ってないのわかるけど、小悪魔感が爆発して、堪んないよ…。」


清水課長が私に近付いてきて 小声で話す。


「優那、絶対に誰かと二人きりにはなるな。お前 100%襲われるぞ…。」


「///わかった。ありがとう。」


耳元で囁かれる 課長の声は甘く、私は顔が火照る。


テーブルの上には、沢山のケーキやお菓子があり、バイキングの様。


「わぁ///理人君 スゴく種類があるけれど、どうしたの?」


「僕の馴染みのパティスリーで取り寄せたんた。味には自信があるから どうぞ。」


キラキラと美味しそうな スィーツに目が奪われる。


その姿を見て 皆が可愛いと思ってるなんて、一ミリも思ってない優那は、少しずつ色々なスィーツを頂いたのであった。