「あの子、いいこね。 琴のこと、 とっても大事にしていたわ。 『琴さんのことは、 僕が一生守ります。 だから、 琴さんから許可が降りたときは、 よろしくお願いしますね』って」 母は、 子供のようにキャッキャッさわいだ。 「もう、無理だよ...」