あなたへのラブレター

「涼しい」
私は、
先輩が座るベンチのとなりに、
腰を下ろす。
「どうしてここへ?」
お昼頃。
先輩が作ったというサンドイッチを、
一つ口に放り込む。
「んー、
琴ちゃんは、
人がたくさんいるとこが苦手みたいだし、
君を家に呼びたかったんだ」
「そう...」