豚と真珠



「何しに来たの、あの子。」


「なんでしょうね。」


二人で桜井のことをクスクス笑う。


そしてまた誰か入ってくる音がした。


「美歌…」


「美奈。」


「やっほ、美歌ちゃん。」


「東藤さん。」


目にうっすらと涙を溜めた美奈は、私に抱きついた。


その強さに思わず体勢を崩しそうになる。


翼さんがそれを支えてくれた。