豚と真珠



歌が終わると、力が抜けて、思わずその場にしゃがみこんでしまった。 


そして聞こえてくる拍手。


それは今まで聞いた中で一番大きい。


「美歌ちゃん、大丈夫!?」


小声で言いながら私の元へ駆け寄る翼さん。


私は何度も頷いた。


「良かった…


じゃあ、ゆっくり立って。」


翼さんの手を掴み立ち上がる。


気持ちが良かった…


私が立ち上がると、翼さんは何故か手をあげた。