「暑い…」


「あっつー…」


「暑いな。」


「溶ける~」


9月ももう少しで終わりだと言うのに、まだ暑い。


その暑さに私、亜衣、桜井、そして綾辺司(アヤベツカサ)は溶けかけていた。


「てゆーか、なんで司は当然のようにいんの!」


「大きな声出すなよ深山…


もっと暑くなるだろ。」


「あんたは他のクラスじゃん!」


「別にいいだろ。」