あれはまだ小学生5年生の頃。


美奈をまだお姉ちゃんと呼んでいた時。


「明日は~綺麗な虹がかかるから~」


私は小学生にしては歌が上手かったと思う。


それは皆からも言われていた。


「スゲー!


美歌は本当に歌がうまいな!」


亜衣はその頃から私の歌を好きでいてくれた。


「そうだ!プロでも目指せよ!」


「えー、無理無理。」