豚と真珠



亜衣の目がチラチラと私を見る。


そう、亜衣がこんなに渋る原因は私。


昔のある出来事を、亜衣はまだ引きずっている。


「私のトラウマ…」


「へー…


良く分かんないけど、俺が一緒にいようか?」


「マジ?!」


思わぬ提案に亜衣は嬉しそうに叫ぶ。


対して私は全く嬉しくない。


よく知りもしない男子と一緒に昼休憩とか無理だ。


しかも桜井くんは苦手な人。