豚と真珠



「なんかエスカレートしてない?!」


また数日たつと、亜衣の言う通り嫌がらせはエスカレートした。


上履きはゴミ箱に入れられるし、体操服は隠されるし。


「うーん、別に気にしてないよ。」


私の神経は随分図太いらしい。


多分亜衣の反応が普通なんだろう。


だけど、どうしても怒る気にはなれない。


隼人を好きな人と争う気分にはなれなかった。