隼人はモテる。


私はその事をすっかり忘れていた。


だから、隼人の彼女は女子の敵。


つまり私は隼人ファンの敵。


「恋に障害は付き物…か。」


「そんなこといってる場合?!


マジであり得ない!」


大層ご立腹な亜衣。


完全な八つ当たりで、クラスの女子をひと睨みした。