豚と真珠



「美歌、今日の昼二人で食べたい。」


「うん、いいよ。」


「隼人が私から美歌を奪う!」


「俺がいるだろ?」


「司じゃ月とすっぽん。」


亜衣の厳しい言葉に私たちは笑う。


隼人の名前呼びにも慣れてきた今日この頃。


早いもので、隼人と付き合ってもうすぐ1ヶ月がたとうとしている。


付き合うといっても、実は一度もデートをしたことがない。


ただ毎日一緒に帰るだけ。


欲張りな私は、それに少しだけ不満を持っていた。