豚と真珠



「俺、グループを抜けます。」


「はぁ?」


退院してすぐ、俺は先輩達にそう言った。


親を泣かせたくなかったし、自分がカッコ悪いと思ったからだ。


リンチされた後、無事にグループを抜けることができた。


俺はそれから真面目になる努力をした。 


だけど、やっぱりすぐには馴染めない。


それは当然で、いじめなんかしていたヤツとは誰もつるみたくないだろう。


そして、中学3年生になった時、護さんに会った。


その時護さんはとっくにグループを抜けていて、綺麗な彼女と普通の高校生として過ごしていた。


その彼女が江藤の姉、美奈さん。