豚と真珠



「なっ…」


「俺は…お前を許さない!」


それは、俺がいじめていた人の兄だった。


その人はそれだけ言って逃げていく。


意識が朦朧とする中、俺はその後ろ姿を見ていた。


そして気がつくと、ベッドの上にいた。


「あ、気がついた…」


そこには真面目そうな知らない女子がいた。


それが江藤との出会い。


江藤は俺を発見して、病院までついてきてくれたらしい。


その時の俺は金髪で、ピアスが何個も開いていて怖かったに違いない。


それでも江藤は俺を助けてくれた。


当たり前のことだろうが、それがとても嬉しかった。