豚と真珠



「じゃあ戻ろうか。」


向きを変えて、校舎へ行こうとした時だった。


「話がある。」


桜井の手が私を掴んだ。


激しく暴れる心臓。


「な、何?」


動揺してるのが隠せないくらい声が緊張している。


落ち着け、私。


「こっち向いて。」


「ごめん、今は…ちょっと…」


顔が暑いから、絶対赤くなってる。


そんな顔で桜井と向き合ったら好きってバレる。