対照的だと思ってた

なんだかんだで真宮と一緒に帰るのは1ヶ月くらい経ったと思う。


昼間はまだ暑さが残るものの、夜はだいぶ涼しくなってきた。


真宮にはまだラインをしたことがない。


教えてって言ってくれたのは真宮だけど、会って会話をする分で足りている。


そっちの方がいいと思うけど…。


でも毎日のように一緒に帰るけど、手は繋がないし、付き合ってもいない。


ただの友達にすることなのかな…?


嬉しいといえば嬉しいけど、パッとしない。


やっぱり、真宮に直接聞いてみよう…。


それが本心とは限らないけど、恋愛系で浮いた話がなさすぎて…。


友達とそんな話するのも見たことがないし。


筆箱からお気に入りのメモを取り出し、


『昼休み時間あったらはなしたいんだけど!』


と書いて、隣の席にポイッと投げる。


頬杖をついていた真宮はわたしのメモに目を通している。


するとすぐにわたしの方にメモが返ってきた。


はやい…。


そこには


『いいよ。じゃあ階段のとこにしよう。待ってて』


とシャーペンで書いてあった。


あ、いいんだ…!


しかも改まってわたしが頼んだからか、誰にも聞かれないように場所を選んでくれたのかな…。


勘違いかもしれないけど、嬉しいかも。


真宮を見ると、それでいい?って首を傾げてたからわたしももちろん!と頷いた。


するとまた、優しく笑ってくれて。


うわぁぁ、わたしのツボを理解してるよなぁ。


真宮の中でちょっとでも私が特別ならいいなぁ…。