対照的だと思ってた

カゴを持って店内を見て回る。


カゴに入っているのはサンドイッチやサラダ、パンとゼリーと週間漫画。


飲み物はあるからいいらしい。


お会計を済ませて店を出ると雨は止んでいた。


多少霧がかかっているけど。


「はい、手」


と、言われて手を繋いで帰る。


「バイト先の人にちゃんと伝えた?今後のことも話さないとでしょ」


「まぁ…。でもバイトはやめれないよ」


「なんで」


ぎゅっと亮の手の力が強まった。


「…一人暮らしだし…」


「親に相談してみたら?」


うーん。親かぁ。


「言いづらいもん…」


「なんで?きっとえるのこと支えてくれるよ」


そう言われましても…。


「前も聞いたけど、えるがなんであそこで働いているか教えてもらってないんだけど。本当に言えないならいいけど…」


ちょっと困った顔をしていた。


「亮になら言えるよ。帰ったらね」


隠し事とか両思いなのにしたくないし。


きっと亮ならわかってくれると思う。


今まで誰にも言っていなかったわたしの秘密。