対照的だと思ってた

ずっとふわふわした気持ちでいたから、はっきりと目が覚めたのは夕方になってからだった。


今は亮がお腹空いたって言って、シャワーを浴びている。


わたしは先にシャワーを浴びたので亮から借りた服に着替えた。


身長が150センチほどしかないわたしにとってはだぼだぼだった。


シャワーから出てくるのをリビングのソファに座って待つ。


多分、近くのコンビニへ行くと思う。


料理とかしなさそうだし、きっと出来合いの物を買うんだろうけど…。


作ってあげられるほどの料理の腕前もわたしはないし。


「える。もう準備できた?」


髪が濡れたままだけど、素早く出てきてくれた。


きっとわたしを待たせないようにだと思う。


「うん。ちょっと服でかいけど…」


と、立ち上がって亮の目の前に行く。


「ほんとだ。ワンピースみたい」


「気にしないでよ。ドライヤーやってあげるから明るいうちに行こ」


洗面所まで背中を押して誘導する。


「える、コンビニでいい?すぐ近くのとこ」


「どこでもいいよ。任せます」


「じゃあ決定。一応、身バレ防止にマスクしてってね」


まだあのオッサンがいるかもしれない、と言った。


「もちろん。でもなんかあったら亮が守ってね」


「そうだね。える足遅いから逃げれないもんな」


軽くディスってきた。


「運動苦手なのー。はい、乾いたよ!」


軽く頭を叩いておいた。


「うん、ありがと。じゃあ行くか」


お財布とスマホだけ持って家を出る。


小雨が降っているので一応傘をさしながら歩く。