対照的だと思ってた

でもこんなに近くて、一緒に寝てるんだし…。


きっと、バレないし…。


グンッと真宮に近付いて、背中に腕を回す。


密着してしまった…!


心臓の音が、伝わる。


わたしの鼓動もどんどん加速して、大きくなる。


真宮の、においがする。


香水か煙草か洗剤かなにかわからないけど、落ち着く。


ぎゅっと一段と強く抱き着く。


肩にすっぽり顔を埋めると、真宮の腕が動いた。


やばい。


抱き着いてるの、バレる!


変な女って思われるかも。


でも、急に離れるのもおかしいし…。


平然を装って、そのまま待機する。


わたしは寝ている姿勢だけど、完全に目が開いていた。


わたしの腰に回しているのと逆の腕で、わたしの頭を抱き寄せられる。


完璧に身動きのとれない状態になった。


起きてるわけじゃないよね…?


「ま、真宮…?」


小声で呼びかける。


でも、ピクリとも反応しない。


「………亮…?」


もう少し大きい声で呼ぶ。


はじめて、名前で呼んだ。


「…んー…」


もぞっと動いた。


ちょっとだったけど、かなりびっくりした。


なんだ、なんでもなかったんだ…。


ほっとした。


でもそう思ったのもつかの間で。


「…に、しみね…?」


と、ちょっと眠そうな声で呼ばれた。