対照的だと思ってた

足でその人を蹴ろうとしたが、抑え込まれて無理だった。


顔が近くて、気持ち悪い。


吐いた息が当たる。


「でも…、君はまだ高校生だったんだね」


と、目線をわたしの履いているジャージに移す。


「ここから近いんだね。おうちも、この辺なのかなぁ」


「そんなこと言うわけ、ないです」


体をどうにか動かして、逃げようとすると


「待ってよ。すぐ終わるから」


などと言って、わたしのジャージを下ろそうとしてきた。


「やめて!気持ち悪いっ!」


抵抗するものの、お構いなしに力づくで触ってくる。


Tシャツを胸元まで捲りあげられる。


「ちょっと待っててね」


わたしの下半身を触りながらベルトを緩め始めた。


最悪だ。


こんな男最低で気持ち悪い。


ズボンを下ろすと一気に恐怖が襲ってきた。


今からされることを考えるとゾッとした。


「やだやだ!やめて!!」


「痛くしないから、黙ってろ!」


「ゔぇっ…!」


わたしを怒鳴りつけると腹部に肘打ちをしてきた。


ズキズキと痛むお腹を抱え込む。


痛みと、力では勝てない自分の無力さに涙が出てきた。


「そうそう。大人しくしてればいいの」


もう立つことすらできないまま、地面に座り込んだ。


そうすると男はわたしの下着に手を掛け、脱がそうとしてきた。


「や、やめてっ…」


地面を這うように路地から抜けようとする。


光が見えた、ところで後ろから足を引きずり元の場所へ戻された。


通りに人がいたのかすら、滲んだ視界ではわからなかった。


「逃げようとしないの。また痛い目にあいたくないでしょ?」


わたしの下着を脱がすとまじまじと見つめてきた。


「お願い、やめて…」


男は自分の下着を脱ぎ、こっちへ寄ってきた。


口元がにやにやと笑っていた。