孤独姫



「舞里ちゃ-ーん」


屋上に入ると
遥が抱きついてきた

…弟みたい
兄弟の居ない私は
凄い羨ましい存在だった、、弟


……可愛い


「遥、離れろ」


「いーや」


「遥」


「…わかったよ」


あ、
離れちゃう


私はとっさに
遥を抱きしめた


「なっ、!」


「へっ、?」


ちなみに上が樹音で
下が遥ね


「ま、舞里ちゃん?」


「……だめ」


「舞里」


「……いやなの」