「んっ……」

2度目の目覚め
2度目だから無駄なことを考えないで済む


「起きたか…熱は」

「……大丈夫」


知らない人の部屋にいるのにもかかわらず
2度寝してしまうなんて
………寝てなかったからな


「立てるか」


そう言われ、何とか立った私は
部屋から出ていこうとする男に
ゆっくりとついていくことにした