これで慎哉の心を
少しは軽くすることができたかな…
「舞里ちゃん本当にありがとうございます」
「……別に」
私はそんなに
いいことをしているとは思っていない
きっと、、、
皆がすべてを知ってしまえば
…終わりだよ
「……話聞いてあげて」
「もちろんです」
慎哉になら
綺沙羅のことを任せられる
あとは
樹音だけど
今はまだ
話は聞けないだろう
だから、
いなくなる前に
大樹さんたちに頼んでおこうかな
「……寝る」
「おやすみー」
「おやすみなさい」
「明日は学校行くぞ」
「おやすみ」
一応言っておくと
上から順に
遥、慎哉、樹壱、樹音
だよ
樹壱はバイトの数が減って
学校にいられる時間が増えた
そのおかげで
今までよりもっと
仲良くなれた気がしている
学校では
一緒にゲームをしたり
普通に話したりしている

