「八雲くん?!」
恐らくコンビニに行った帰りであろう私の姉がそこにいた。
「神原さん…」
「八雲くんどうしたの?この時間に。」
「あぁ香澄ちゃん送ってきて」
香澄ちゃん…名前でよんでくれた…
胸のうちがじんわり暖かくなっていくのを感じる。
「香澄?どこか悪いの??」
「それが……」
八雲先輩が保健室のこと言おうとしてる。
必死に私は姉の後ろからダメだと首をふった。
察してくれたみたいで、
「ちょっと気分悪くしてたみたいだったから」
「そっか!優しいんだね!うちの妹をありがとう」
私はお構い無しに話が弾んでいる。