「私行かないと…………ウッ」



「香澄!?」




ベッドから降りてうずくまる自分にかけよるお姉ちゃん。




「私どうしても伝えないといけない人がいるの………」


「それって………」



その時目の前の病室のドアが開いた。


「香澄……」


「やく…もせんぱ」


痛みが私を襲う。





「香澄?なんで起き上がって…」





「八雲くん香澄をベッドに!」




「あぁ…」




八雲先輩の腕の中暖かい。




ゆっくりベッドに下ろされて寝かされる。