次の週の休み 「ねえ千紘、ちょっとそこのチャンネル……「自分で取れよ」 いや、千紘が座ってるソファの肘掛においてあるんですけど? すごい近いじゃん。 「ちょっと取るくらいいいでしょ」 「お前のせいで余計な体力使いたくねぇ」 あっそーですか! ふんっと顔を背けてチャンネルを取る。 なんか最近、千紘が一層私を嫌ってるような。 特に何かした覚えはないんだけどなあ。 何かのきっかけで拍車がかかったらしい。 プルルルル 「チッ……」 「……」 えーと……。